「桃鉄」教育版がリリース! 学習教材に人気ゲームを導入

第3回は、子どもたちが楽しみながら学べる学習教材として注目を集めている人気ゲームについて紹介します。

「桃鉄 教育版」が登場!

令和5年1月24日、ナムコデジタルエンタテイメントから人気ゲームシリーズ「桃太郎電鉄(通称:桃鉄)」の教育版「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」がリリースされ、学校などの教育機関への無償提供が始まりました。

桃鉄は、鉄道会社の運営をモチーフにしたゲーム。プレイヤーはサイコロを振って全国の駅を巡り、物件を購入して資産を増やします。教育版はパソコンやタブレットでプレーできるウェブブラウザ版で、地名や各地の産業などについて学べるゲーム性を生かしつつ、教育現場のカリキュラムを想定した以下のような機能が追加されています。

  • 学びたい地方を限定してプレーできる
  • 駅周辺の地理情報やランドマークの情報を表示できる
  • 貧乏神が出ない(極端な勝ち負けを生まない)
  • 教員が管理画面からゲームをコントロールできる

「マイクラ 教育版」も人気

世界中で人気を誇る3D創作ゲーム「Minecraft(通称:マイクラ)」の教育版「Minecraft Education 」は、2016年に米Microsoftから教育版がリリースされました。近年は日本でも、多くの学校で導入されています。

マイクラは、立方体のブロックを配置して建築などのものづくりを楽しんだり、「ワールド」と呼ばれるゲーム内空間を冒険したりできるゲームです。制限時間や勝敗がなく、ワールド内を自由に行動できるのが最大の魅力です。学校での導入例としては、

  • 自由またはお題を決めてものづくりに取り組み、クリエイティビティを引き出す
  • 複数人でアクセスして共同作業し、協調性を養う
  • キーボード操作やコマンド入力を駆使して、プログラミングの基本を学ぶ

などがあります。入試問題にマイクラを採用した学校もあり、デザインやエフェクトの独創性や、プログラミングの確実性などが採点されます。

授業への取り入れ方次第でさまざまな学びが得られる新しい教材に、ますます注目が集まっています。

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