Googleの教育向けOS・サービスをご紹介 お手軽にスキルアップ!

国のGIGAスクール構想に伴い、今ではほとんど全ての児童生徒に一人一台端末が整備されていますが、学校や自治体によって使用している端末やOSは様々です。今回の記事では、教育業界で人気を集めるGoogleのOSや各種サービスによって、どのような学びが実現されているのかを紹介していきます。現在は他社製品を使っているという先生方や教職志望の学生さんたちも、今後赴任する学校で使用する可能性が高いため、機能をよく知っておいたらよいと思います。

OS別シェア1位は「Chrome OS」

国内の教育市場のシェアを見てみると、OS別の1位は「Google Chrome OS」(Google社)で43.8%、2位は「iPad OS」(Apple社)で28.2%、3位は「Microsoft Windows」(Microsoft社)で28.1%となっています。1位のChrome OSは2位と3位を大きく引き離しており、教育界からの人気の高さが伺えます。(2020年度時点、MM総研調べ)

参照:”https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=475″.「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」(2021年02月16日).MM総研

またGoogle社のノートPC「Chromebook」は、初めからChrome OSを搭載しているため、多くの学校が導入しています。この端末およびOSは、以下のようなメリットが挙げられています。

  • 低価格でスペックが十分
  • 内蔵ストレージやGoogleドライブでデータ管理が充実
  • セキュリティ対策が万全
  • 充実したセキュリティ対策(別途の対策が不要)
  • Googleの各サービスが使いやすい
  • 教育向けサービスで教員が管理しやすい など

Googleの教育向けサービスとは?

前の章で簡単に触れた「教育向けサービス」について解説していきます。Googleでは、様々な機能のサービスを教育現場向けにセットで提供しており、その総称は「Google Workspace for Education」と言います。

セットの内容は、

  • ウェブブラウザ「Google Chrome」
  • メールアプリ「Gmail」
  • ファイル保管サービス「Googleドライブ」(ワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形作成などのファイル作成が可能)
  • ビデオ通話アプリ「Google Meet」
  • チャットアプリ「Google Chat」
  • スケジュール管理アプリ「Googleカレンダー」 など

このほかに、教育現場ならではの「Google Classroom」というアプリもあり、多くの学校で利用されています。少し細かく見ていきましょう。

参照:”https://services.google.com/fh/files/misc/gwfe_apps_details.pdf”.「Google Workspace for Educationアプリ紹介」.Google

Google Classroomとは?

Googleはこのアプリを「課題の一元管理ができる授業支援アプリ」としています。大きな特徴の一つは、子どもたちが一つのファイルに全員がアクセスし、自分の答えや考えを書き込むことができるという点です。この「共同編集機能」を活用することで、子どもたちは他者と協力しながら考えを深め、「協働的な学び」を実現することができるようになりました。成績の処理や、教員間の連絡も可能であるため、校務支援にも重宝されています。主な機能は以下の5つです。

1.課題の一元管理

教員が個人やグループに対し、課題やアンケート、お知らせなどを一斉に投稿できます。児童生徒との1対1でのやり取りや、クラス全体に向けたアナウンスも可能。

2.ルーブリック評価

教員が課題ごとにルーブリックに基づいた評価を作成できます。※ルーブリックとは、理解度、技能、態度といった観点と、その達成度に基づく評価指標

3.成績のエクスポート

成績をスプレッドシート(表計算ソフト)にエクスポートすることで、成績の集計の負担を減らすことができます。

4.保護者との連絡・連携

保護者のアドレスを登録しておけば、課題の内容などを共有できます。

5.各アプリとの連携

例えば、Google Meetと連携して遠隔授業、Googleカレンダーと連携して提出期限を設定、Googleドライブと連携して成果物や資料のフォルダへアクセスすることができます。

参照:”https://services.google.com/fh/files/misc/gwfe_apps_details.pdf”.「Google Workspace for Educationアプリ紹介」.Google

これからの時代の教員に大切なこと

これからの時代の教員は、端末やアプリを使いこなして授業を実施しなくてはなりません。そのためには、どのようなことを意識するとよいでしょうか。

一つ目は、クラウドに関する知識を持つこと。Googleはデータをクラウドに挙げて管理しています。メリットは、簡単に共有をすることができるという点です。一方で、共有の方法を間違えると情報を外部に漏洩させてしまう恐れがあります。クラウドを使っている人は多いと思いますが、メリットの裏に孕む危険性を十分に理解しておきましょう。

2つ目は、端末を効果的に使うこと。端末が導入されたことで、それを使わなければいけないという意識に囚われてしまっている教員も多いかもしれません。端末は、子どもたちを育てていくための補助的なツールであり、それに完全に頼るのは間違いです。例えば、小学校低学年であれば特に、正しい学習姿勢を構築するため、紙と鉛筆を用いた従来の学習形態は欠かせません。アプリや端末に頼り切るのではなく、その単元の目標を達成させるために有効な学習方法を探り、授業を作っていく手腕が求められます。

3つ目は、マネジメントの視点を持つこと。端末上で子どもたちが個人やグループで学習をするときに、教員はマネジメントをしなければいけません。「教える」だけでなく、「学ばせる」には教員がどんな支援をしていけばよいのかを考えましょう。

これからの教育には、若い教員の発想力が求められています。アプリによって「どのような授業ができるのか」「どのように校務に生かせるのか」。従来の教育にとらわれない、新しい発想をひらめかせてもらえたらと思います。

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