デビュー目前!新任教員にふさわしい身だしなみは?

教員デビューに向けて準備を始める時期になりました。教員らしく身だしなみを整えて胸を張って教壇に立ちたいですよね。今回は、新任教員にふさわしい身だしなみをピックアップしてご紹介したいと思います。

新任教員はどんな服を準備したらいい?

新年度が近づき、いよいよ教員デビューも間近になってきましたね。子どもや保護者、同僚や管理職の教員との出会いの場面では、第一印象はとても大事です。特に人の印象は、服装などの身だしなみによって大きく左右されると言われています。新生活が始まると忙しい日々が続くので、早めに準備できるよう、まずは、校種別に毎日着る服装のポイントをチェックしてみましょう。

小学校は動きやすさを重視しよう

小学校教員の服装選びの最重要ポイントは動きやすさです。小学校教員は、休み時間にいっしょに外で遊ぶ、給食の準備をする、掲示物を貼るなどアクティブに動き回ります。目線を合わせるためにかがんだり、掃除したりすることを考えると、女性はスカートよりパンツの方が無難でしょう。図工の授業でクレヨンや絵の具を使ったり、委員会活動等で花壇の手入れをしたりする機会もあるので、汚れても気にならない服装であることも重要になります。通年で履けるチノパンスラックスを用意し、春・夏は、トップスシャツブラウスポロシャツなどを、秋・冬は、カーディガンセーターをプラスして着回している教員が多い印象です。

また、ウィンドブレーカーなどを学校に常備しておくのもおすすめです。肌寒い時はもちろん、式典の後の会場の片付けなどの際にも、スーツの上からさっと羽織ることができて便利です。また、学校によっては、ジャージでの勤務が可能な所もあります。周りの教員をよく観察して合わせるようにしましょう。いずれの場合も、オーバーサイズなものはだらしがない印象になるので、適切なサイズを選び、教員らしいさわやかさ、清潔感も意識しましょう。

中学校・高校は生徒の模範となるよう意識しよう

中学校・高校の場合は、子どもたちも制服を着ている自治体や学校が多いですね。校則に合わせて服装や頭髪などの指導をしなければならない場面も出てきます。教員も模範となる服装で過ごすようにしましょう。

スーツ着用が無難ではありますが、動きにくさや洗濯の頻度なども気になりますよね。そこでおすすめしたいのが、清潔感あるオフィスカジュアルです。ジャケット、シャツやブラウス、カーディガンやセーター、スラックスやスカートを数点ずつ用意すると、組み合わせて着回しがききます。色は、ネイビーやグレー、ベージュなどのベーシックなカラーを選び、派手すぎないようにしましょう。

ウォッシャブル仕様のもの、ノーアイロンの形状記憶のタイプを選ぶと、お手入れにも労力がかかりません。また、中学校以降は教科担任制になりますので、理科は白衣、体育はスポーツウェアなど、ご自身の担当に合わせて服装も使い分けましょう。

TPOに合わせた服装選びが重要です

Time(時間)、Place(場所)、Occasion(目的・場所・機会)によって服装を使い分けるのが社会人のマナーですね。教員も、行事や活動内容によってふさわしい服装を選ぶ必要があります。代表的なシーンを見ていきましょう。

初日は何を着ていくべき?

教員として、社会人としての第一印象を決める初日は、黒色のスーツで出勤しましょう。髪の長い女性はまとめるなどして、髪型も整えることが大切です。他の教員の前で着任の挨拶をする機会もあります。きちんとした身なりで臨むようにしましょう。

また、初日は、周囲の教員もスーツを着用している場合が多く、いつもの通勤服の様子が観察できません。では、次の日は何を着ていけばよいのでしょうか。同じ学年の教員に聞ければベストですが、そんなことまで気が回らず、家に帰ってから、どうしようと悩んでしまう場合もあります。その際は、翌日もスーツを着ていくと無難です。徐々に周りの教員の服装を見て、合わせていけばよいでしょう。

式典はフォーマルな服装を

入学式や卒業式などの式典では、スーツをはじめ、フォーマルな服装で参加しましょう。学校や地域によっては、ブラックフォーマルでと指定がある場合もあります。また、担当学年かどうかというのもポイントの1つです。学校によっては、担当学年とそうではない場合において、ネクタイの色味やスーツの色を分けている場合もあります。先輩教員の指示を仰ぐようにするとベターです。

また、式典まではいかないものの、全校で集まる始業式や集会、発表会や文化祭の日の服装についても、前日までに確認するようにしましょう。

授業参観・家庭訪問は清潔感・きちんと感を大切に

保護者の目に触れる機会には、黒やネイビーグレーなどのスーツを着用しましょう。きれいめなワンピースにジャケットという女性教員もいます。どちらも4〜5月に設定されているところが多く、着用機会も増えるため、シャツやブラウスは、替えが多めにある方が安心です。

他にも、研究授業や教育委員会の視察、校外学習や出張などの際もスーツを着用します。うっかり忘れていた、急に必要になったなんてこともありますから、学校に1着スーツを置いておくと便利です。

運動会・体育祭練習期間の準備もしておこう

運動会・体育祭の練習期間や当日は、当然教員もスポーツウェアを着用します。暑い時期であることが多いので、Tシャツとジャージのズボンをそれぞれ3〜4枚ほど用意しておきましょう。膝が隠れるロングパンツが基本です。クラスTシャツやチームカラーのTシャツを着る場合もあるので、ネイビーやブラックを選ぶと、どんな色にも合わせやすいです。日除けの帽子も、白や黒、ベージュやネイビーなど服装に合わせやすいカラーで用意しておきましょう。

靴やバッグもチェックしよう

服装の準備ができたら、靴やバッグなどの小物もチェックしましょう。服装に合わせて、靴やバッグもふさわしいものを選ぶのがマナーです。子どもたちや保護者は、意外と教員の細かいところまで見ています。定期的に汚れやほつれ等がないか確認し、だらしがない印象にならないようにしましょう。

意外と多い必要なシューズの種類をチェック

見落としがちなのがシューズの類です。教員は立ち仕事です。履き心地や靴の重量、クッション性もチェックして選びましょう。

・通勤靴:スニーカーやパンプス、革靴など
・室内履き:ランニングシューズやスリッポン、ナースシューズなど
・運動靴:洗いやすい素材のスニーカー
・フォーマル時の靴:黒や茶色の革靴やパンプス
・あると便利:シャワーサンダルやクロックスのような水回りでも対応できるシューズ

いずれの靴も、高いヒールや装飾の激しい華美なものは避けましょう。また、普段着にも、スーツにも合わせやすいものを選ぶこともポイントです。黒や茶色、グレーなどのベーシックなカラーで、シンプルなデザインのものを揃えましょう。特に、室内履きは、1日の中で最も長い時間履いている靴になる場合が多いので、多少コストがかかっても疲れない靴を選ぶことをおすすめします。

バッグも服装に合わせて用意しよう

服装に合わせてバッグも用意しましょう。まずは、初日から使うスーツに合わせられるA4サイズの書類が入るバッグが必要です。書類が入っても折り曲がらないタイプのしっかりとした型のタイプを選ぶと、出張や研修、家庭訪問の際にも役立ちます。

毎日の通勤バッグについては、指定はありませんが、PCや教材を持ち運んだり、水筒や着替えを持って行ったりと荷物が多くなることが多いため、容量は大きい方が便利です。ショルダーバッグ、トートバッグ、リュックなど使っているタイプは人によって様々ですので、ご自身のお好みの使い勝手の物を用意しましょう。

また、校外学習や遠足、林間学校など野外活動に出かける場合に使えるよう、リュックも1つは用意しておきましょう。シンプルなベーシックなカラーであるブラック、ネイビー、グレーなどを選ぶと、スーツにも普段着にも合わせられるので、幅広く使い回すことができます。

新任教員らしいフレッシュさを

今回は、新任教員の服装についてご紹介してきました。子どもも、保護者も、同僚も、新しく来る先生はどんな人なのか、ドキドキワクワクと関心を寄せるものです。今回ご紹介した内容を参考に、新任教員らしい、フレッシュで爽やかな清潔感ある服装で臨み、よいスタートを切りましょう。

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