【早稲田大学高等学院】卒業生が語る「学院の魅力」

今回は、早大学院を卒業後、様々な分野で活躍している先輩方からの受験生へ向けたアドバイスや、将来の進路、職業選択に役立てられるメッセージを【連載 Gakuin Alumni】から一部ご紹介します。

「自由な校風だからこそ、学院生には必要な力がある」と語る3人の先輩方。その力とはどのような力なのでしょうか。優秀な先輩方の学院時代から進学、就職など現在に至るまでの足跡は、受験生はもちろん在学生にとっても参考になる、必見の内容です。

「自由闊達という校風をそのまま実現できる環境」
小西孝明さん(2003年卒業)

「3年間で何に、いつ、誰と打ち込むかは学院生一人ひとりに選択権があるので、クラスメイトや部活動、周りの先輩後輩の輪を広げられるだけ広げることをお勧めします。ここでの輪・人脈が大学へ進んでも社会人になっても、案外結びついてきたり面白い出会いが待っていたりします。学院時代の仲間の雰囲気や、ともに過ごした日常がとても居心地良く、後輩や自分の子供たち世代にも是非同じような思いに至ってほしいと願っています。」

こう語る小西さんは、所属していたバスケットボール部での活動が、自身の自主性や、ステップアップできるステージを設定し、日々精進しながら着実にスキルアップしていく継続性に繋がったという。

小西さんの寄稿記事はこちら

プロフィール】 ※2021年6月当時
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
大学在学時のアメリカ・オレゴン州ポートランドへの交換留学をきっかけに海外で活躍することを夢見て、学部卒業後、2007年大手金融機関へ入社 。
国内の大企業営業、国際審査、シンジケートローンを経て、2013年からニューヨーク支店と現地法人証券会社にて投資銀行業務(キャピタル・マーケッツ、シンジケートローン)に従事。

「やりたいことを好きなだけできる学校」
谷口広晃さん(2019年卒業)

「高等学院は『やりたいことを好きなだけできる学校』です。学院には様々な制度や先生方、熱意ある友人がいて自分の夢を支え、実現に向けて力を貸してくれます。ただ、何もしなければ始まりません。はじめの1歩を自分で踏み出すことが学院では重要です。」

こう語る谷口さんは、高校2年次に“早稲田大学高等学院同窓会奨励金”の制度を利用し、生物科の秋山先生の指導のもとで研究を開始。また “高校生特別聴講制度”を利用して、早稲田大学の生命医科学科1年の必修科目である生命医科学ゼミナールⅠを受講していたという。

谷口さんの寄稿記事はこちら

プロフィール】 ※2021年7月当時
早稲田大学先進理工学部生命医科学科3年在学中。
早稲田大学高等学院2年次に受講した早稲田大学生命医科学ゼミナールⅠを契機に、「導電性ナノシートを用いた植物用の生体電位測定の研究」を始める。
早稲田大学進学後、同研究で日本化学会BCSJ賞を受賞。

「いろんな個性をもった生徒の集まり」
関根篤史さん(2003年卒業)

「ご存知の通り、 学院は附属校であり、 定期試験等でしっかり成績を残せれば、受験なしで大学に進学することが出来ます。よって、自分をどう律していくかが問われます。それは単に定期試験のための勉強をするだけでなく、 授業以外の時間をどう過ごすかが、問題となります。学院の特徴は、いろんな個性をもった生徒の集まりだと思います。なので、受験勉強の代わりに、その自由な時間を使って、将来を見据えて仲間と一緒に過ごすことができるこの学院を是非受験して下さい。」

こう語る関根さんは3年間自治委員を務めた。古紙回収や学院祭時の発泡スチロールのトレイの回収、慶應義塾高校の環境プロジェクトとの交流などを通して、一つのことを成し遂げる達成感を感じたり、また難しさを痛感したりする経験をすることが出来たという。

関根さんの寄稿記事はこちら

プロフィール】 ※2021年9月当時
早稲田大学政治経済学部から同大学院経済学研究科、カリフォルニア大学アーバイン校 情報コンピュータサイエンス研究科修了、 京都大学 大学院経済学研究科博士後期課程修了(博士(経済学))。京都大学 大学院経済学研究科附属プロジェクトセンター ジュニア・リサーチャー、早稲田大学 政治経済学術院 助教を経て、現在は千葉大学大学院社会科学研究院 講師。専門はマクロ経済学分野で、「石油価格の変動とインフレ動学」「イールドカーブの時系列分析」等について研究。

学院生活を謳歌し、その後の人生の軸を見つけるために必要なこととは

自由闊達という校風が魅力の一つである早大学院。先輩方は共通して、「自由だからこそ、学院生活を謳歌するためには、失敗を恐れずに自ら行動する力が必要」であり、また「自ら踏み出したことで身に付けた自主性や進取の精神は、その後の人生の軸となり成長を支え続けてくれる」と語っています。

筆者は、早稲田大学の附属校だからこそ実現できる「高大連携」にも大きな魅力を感じました。

谷口さんが活用した「高校生特別聴講制度」は、大学生と共に学べるだけでなく、試験を受けて所定の成績を修めれば単位を取得したとみなされ、同大学に進学した際に単位認定されるほか、他大学でも認定される場合もあるそう。この他にも語学講座、海外短期語学研修などがあり、そして意外にも他大学への進学のサポートも充実しています。

集中的に取り組める環境が整っており、豊富な知識を持つ先生方や個性豊かな友人と学べる早大学院は、既にやりたい事をみつけている生徒にとって、刺激的な3年間を過ごせる魅力的な場であると感じました。

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